車検のあれこれ
違います!!プロの車検とユーザー代行車検(整備なし車検)
ユーザー車検とは、自動車ユーザー自らクルマを国の検査場へ持ち込んで車検を受けることをいいます。ユーザー車検代行とは車検代行業者がユーザーの皆さんに代わってクルマをっ国の検査場へ持ち込んで車検を受けることをいいます。これらの場合は一般に、車検の際に点検整備を実施しないケースがほとんどです。最近のクルマがいくら故障しなくなったとはいえ、点検整備をしないと不具合が発生する確率は高くなります。
平成9年~17年に、ユーザー車検後に何らかのトラブルが発生して、整備事業場に入庫したクルマのうち、1,904台を調査した結果、1ヶ月以内に入庫したケースは約30%でした。その半数近くがブレーキ関係の不具合となっており、整備費用は2~4万円が約30%、10万円以上というケースも約5%ありました。
これらに対して整備事業場は国から認証を受けた事業場ですから、一般にユーザーの皆さんから車検の依頼を受けた場合は、クルマの状態を点検し、点検の結果、必要となった整備を実施し、安全面、公害防止面を十分に確認したうえで車検を受けます。
ユーザーにクルマの「保守管理責任」があるという観点からも、車検時には検査だけではなく、きちんと定期点検整備を実施することが望ましいのは当然のことといえます。
なお、整備事業場では、定期点検を実施したクルマには整備保証をしておりますので、より安心してクルマを使用できます。
プロの車検の整備付き車検
車検は車検でも、その中身はぜんぜん違います。プロの車検では、まずクルマの状態を点検し、必要な整備を実施。安全面、公害防止面を十分に確認してから車検に臨んでいます。
「車検合格=安全」ではありません
車検は、あくまでその時点の車の状態を確認するもので、次回の車検までの安全を保証するものではありません。運輸局認証工場では、次回の点検までの安全を確保するため、必要な安心整備を行っています。