九州・沖縄地区の1月新車販売 駆け込みの反動18.7%減
九州・沖縄地区の1月の新車販売台数は前年同月比18.7%減の4万7193台と2カ月ぶりに減少した。昨年は消費増税の駆け込み需要の影響で新車市場が高水準だったこともあり、前年比でみると大きく落ち込んだ。ただ登録車・軽自動車ともに13年同月との比較では伸びており、新車販売全体では13年同月比4.0%増だった。新車販売に占める軽自動車の割合は前年同月と比較して1.2ポイントアップの50.0%だった。検査標章 見やすく
国土交通省は、前面ガラスに貼付する検査標章(ステッカー)を見直す。現行の商標は2004年1月から発行しているが、サイズが3センチメートル四方と小さく、車検時期などが読み取りにくいとの指摘が出ていた。国交省は警察や石油業界などに無車検車のチェックを要請していることもあり、検討会を設置して検査標章の視認性を高める手だてを検討することにした。合わせて点検・整備の指導に検査標章を活用する方策も検討し、早ければ年末にも新たな標章に切り替える方針。事業場の半数が整備士不足
整備事業者は約半数の事業場で整備士不足―。日整連は、整備事業場の整備士不足の状況や求人活動についてアンケート調査を実施した。その結果、約1割の事業場で整備士不足が原因で事業に支障をきたしていることがわかった。下平隆専務理事は「整備士不足対策は将来に向けた取り組みの一つとして実施していたが、実態は思っていたよりも深刻」と話している。また、求人活動では専兼業における採用が厳しさを増している状況が顕著に表れた。ナンバー変更 容易に
国土交通省は、ナンバープレートを変更しやすくする方針を明らかにした。現行の道路運送車両法で、住所変更や事故などでナンバーが破損した場合に限っている変更理由を広げる考え。ナンバーを取得後、新たに希望ナンバーや来年度中に導入予定の図柄入りナンバーに付け替えられるようにするのが狙いだ。ユーザー車検 ハガキで調査
国土交通省は、自動車使用者の点検意識や車検代行業の実態把握に乗り出す。ユーザー車検で継続検査を受けた車両のうち、検査窓口に点検整備記録簿を提示した「後検査」に該当するケースについて、自動車の使用者にハガキを送付し、点検整備の実態を詳しく聞く。調査結果は認証工場のPRなどに役立てるほか、記録簿の偽造や未認証行為の疑いのある業者の特定にも役立てる。今年度から定期実施する意向だ。