九州・沖縄地区の7 月新車販売 3 ヵ月ぶりプラス
九州・沖縄地区の2016年7 月の新車販売台数 は前年同月比2.1%増の5 万1100台となり、3 ヵ 月ぶりに増加した。登録車が5.8%増と4 ヵ月連 続で伸長したことに加え、2 桁の減少が続いて いた軽自動車も3.3%減と落ち込み幅が縮小した ことで、新車販売全体でも前年を上回った。新 車販売に占める軽自動車の割合は前年同月と比 較して、2.1ポイントマイナスの38.3%だった。スキャンツールや研修事業 来年度も補助金継続
国土交通省は、外部故障診断機(スキャンツー ル)や研修事業への補助制度を来年度も継続す る意向だ。近く公表する概算要求に関連費用を 盛り込んだ。スキャンツール補助金は1 回で予 算枠を使い切らない状態が常態化しつつあるが、 センサーや電子制御を駆使した次世代自動車の 整備需要はこれから本格化すると見ているため だ。ただ、補助条件は制度の趣旨に立ち返って 再検討する。不正改造車 大幅に減少
自動車技術総合機構は不正改造車の排除に向 けた取り組みと実態調査の結果を公表した。主 要なカスタムカーイベントで出展された改造車 両2266台のうち、保安基準に適合しない車両で 「公道走行不可」と明示しなかった車両約80台 を確認。基準に不適合な箇所に装着していた装 置の件数は101件と前年度の306件から大幅に減 少した。自動車用品店を対象とした調査でも、販 売されている部品のうち基準に適合しない可能 性がある部品や用品は全体で39件と前年実績(61 件)を下回る結果となった。ゴルフカートを公道で “生活の足”として注目高まる
ゴルフ場などで使う電動カートを公道で走ら せる試みが注目されている。石川県や岩手県で 実証運行が行われ、業界団体も普及シナリオづ くりに着手した。国も成り行きを注視しており、 2 人乗りの超小型モビリティー、1 人乗りのパー ソナルモビリティーに次ぐ“第3 の足”に成長 する可能性もある。日整連 整備情報システムを改定
日本自動車整備振興会連合会(日整連)は整 備情報提供システム「FAINES(ファイネス)」 を改定し、第3 期システムの運営を始めた。検 索時の操作性を高め、閲覧する頻度が高い情報 を登録できる「お気に入り機能」を追加。タブ レット端末やスマートフォンでの閲覧にも対応 し、よりシステムを利用しやすくした。利便性 を高めることで、整備業界でのITシステムの普 及拡大につなげる。 ファイネスは整備マニュアルや車両のサービ ス情報を提供するデータベースサービスで、 1999年から稼働している。今回の改定は2009年 以来7 年ぶり。会員数は16年3 月末時点で3 万 6139事業場となっている。